持続可能な社会の実現のため
時代が残した負の遺産を処理するキーワードは「廃棄物の再生」
豊島(てしま)は周囲20Km弱、香川県にある自然に恵まれた小さな島。小豆島の西3.7kmほどのところにあります。過去この島に不法投棄された産業廃棄物は90数万トンにものぼるといわれ、大きな社会問題となりました。
クボタ環境エンジニアリングでは、「香川県直島環境センター 中間処理施設」に納入されたクボタ溶融システムにより、この不法投棄廃棄物の高温処理・資源化に取り組んでいます。
有害な廃棄物を無害なスラグに変え(下図)、資源化し(施設の運転データはリアルタイムで24時間ホームページ上で公開されています)、未来に届ける先進的な事業です。
クボタ環境エンジニアリングでは、「香川県直島環境センター 中間処理施設」に納入されたクボタ溶融システムにより、この不法投棄廃棄物の高温処理・資源化に取り組んでいます。
有害な廃棄物を無害なスラグに変え(下図)、資源化し(施設の運転データはリアルタイムで24時間ホームページ上で公開されています)、未来に届ける先進的な事業です。

❶90数万トンともいわれる豊島の不法投棄産業廃棄物
❷廃棄物の掘り起こし作業が続いている
❸豊島不法投棄産業廃棄物を処理する直島環境センター中間処理施設
❹無害化され、再利用を待つスラグ
❷廃棄物の掘り起こし作業が続いている
❸豊島不法投棄産業廃棄物を処理する直島環境センター中間処理施設
❹無害化され、再利用を待つスラグ



運転しやすく熱効率にも優れる
多様な廃棄物処理が可能なクボタ回転式表面溶融炉

溶融炉はダイオキシン類を分解・無害化し、廃棄物から鉛、亜鉛等を分離・濃縮して残った灰をスラグに変えます。焼却灰、飛灰のほか、燃えるごみは燃料として投入でき、豊島の事例のような土壌混じりの廃棄物、埋立廃棄物にも対応することができます。


パワフルなクボタ竪型破砕機で廃棄物を事前に細かく砕くといった簡単な前処理だけで投入可能。埋立地の修復なども可能に。


焼却灰から汚染土壌、汚泥まで幅広く対応

たとえば、埋立廃棄物にはダイオキシン類や重金属類が含まれており、
不適切に処理されると、これらの有害物質が土壌に流れ出し、地下水や河川を汚染します。
これらの埋立廃棄物は溶融処理することで処分場や汚染土壌をリニューアルすることが可能です。
不適切に処理されると、これらの有害物質が土壌に流れ出し、地下水や河川を汚染します。
これらの埋立廃棄物は溶融処理することで処分場や汚染土壌をリニューアルすることが可能です。

溶融スラグの活用法
溶融スラグは化学的に安定しており、道路用骨材、埋戻材、覆土材、窯業材料などに利用可能です。また溶融時の排ガス処理によるダスト(溶融飛灰)には鉛や亜鉛などの重金属が分離・濃縮されていて、循環資源としての利用が可能です。関連記事
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クボタ溶融炉の実際をご覧ください。
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